【書評】コンセプトメイキング

コンセプトって何?と言う疑問から考え方までスッキリ。

モノが売れない時代、無いモノが無い時代に新しい何かを生み出す発想をするためのヒントが書かれた本です。現状=既存のニーズと夢=時代のニーズとの差から、次にくるものを考えキーワードにまとめるのがコンセプト。考え方と博報堂時代に培った実例をもとに解説されています。

本書の特徴は、横書きであること、図解を多用していること、見出しや図解が手書き風なことでしょうか。非常に読みやすく印象に残りやすくなっており、また、後から見返す時にも「あの図のページは・・・」と探しやすくなっています。

企画や提案に携わる方には、手の届くところにいつもおいてあると、困ったときや煮詰まった時に役立ちそうです。オリジナルシンキング、オリジナルワーキングと言う姉妹本もありますのでそちらも是非。

出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2007/11/15
著者:高橋 宣行

コンセプトメイキング 変化の時代の発想法
高橋 宣行
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 57306
おすすめ度の平均: 3.5

2 発想の核、企画のへそ を練り上げるための本
4 コンセプトの根本を知る本
5 1番人気!
5 コンサルティング業務でのコンセプト発想のバイブル
3 コンセプトとは「変えること」

English!

英会話教室も4回目、少しは上達したのかしら。

いや、する訳無いんですけどね。ただ意識的に英語に触れること自体が少なかったので、良い切っ掛けになっています。今までは日本語で読めない資料を流し読みするくらいしか英語を使ってなかった。それが英語のテキストを読んだり、一度は挫折した英語学習のPodCastを聞いたりするようになった。

英語リベンジ、結構楽しいです。少人数クラスでメンバーが固定なので、人見知りな私にとってはありがたいです。ここで人生の目標を設定することにしました。40歳までにNYへ行き、メトロポリタン美術館を見る、ストロベリーフィールズとダコタハウスに行く(これは旅行)。60歳くらいでセミリタイアして、ロンドンで暮らす、昼間からバーでビールを飲むチョイワルじじいになる(夏はロンドンで、冬は長野か北海道で暮らす)。

世界一有名な交差点、左手奥の白い壁がアビーロードスタジオ
世界一有名な交差点、左手奥の白い壁がアビーロードスタジオ
アビーロードスタジオの落書き
アビーロードスタジオの落書き

と言うことで、語学力とそして財力をつけなければと思う次第。
ガンンバレじぶん!

【書評】やっぱり変だよ日本の営業

しかし書評って久しぶりな気がするなぁ…。

宋文洲さんのモノの見方って好きです。メルマガも毎週きっちり読んでいます。何がすごいって、異国で起業(ソフトブレーンって会社を立ち上げ)、CRMソフトビジネスを中心に8年で東証1部に上場、でもってあっさりソフトブレーンの社長→会長を辞めちゃうのですから(で、現職のマネージメント・アドバイザーってどんな役職?)。

宋 文洲さんについて from 著者紹介
ソフトブレーン(株)マネージメント・アドバイザー。1963年中国山東省生まれ。85年に北海道大学大学院に国費留学。天安門事件で帰国を断念し、札幌の会社に就職するが、すぐに倒産。学生時代に開発した土木解析ソフトの販売を始め、92年28歳の時にソフトブレーンを創業。98年に営業など非製造部門の効率改善のためのソフト開発とコンサルティング事業を始めた。05年6月東証1部上場。06年8月会長を退任し現職に。

で、「やっぱり変だよ日本の営業」。ちなみに2002年4月(7年前)に単行本として出た本の文庫化ですので、若干の時代背景の変化はありますが、参考になる点は多くあるかと思います。まずは章立てから。

  第1章 やっぱり変だよ、日本の営業マンの姿
  第2章 営業のたくさんの「なぜ」
  第3章 真実に目を向けよう
  第4章 効率的な営業を実現するために
  第5章 常識や習慣にとらわれないために

このうち前半の3章が日本的営業スタイルへの問題提起、4章5章が解決策(主にソフトブレーン製品「eセールスマネージャー」の効用)と言う構成です。

営業とかやったことがあると分かりやすいのですが、CRMとかSFAというツールは営業や顧客管理を「カン」とか「経験上」っと言った暗黙知から「見える化」するためのものです。その暗黙知に頼ったセールスが如何に非効率で精神論的になりがちかが前半で語られます。

現場や管理職が欲しいのは、やる気の宣言でも数字の羅列でもなく、各顧客の現状把握と問題点の整理、その解決策です。いやその通り。(そうしてデキない営業マンは営業会議に戦々恐々し、数字のノルマに押しつぶされて行く訳です。私のように)

では、その解決策が…eセースルマネージャーなわけです。宋さん自身、4章の冒頭で自社製品の紹介をすることを逡巡したそうです。この部分については同製品を使ったことがないので何とも言えません。舶来の某ソフトを・・・というならこちらを使ってみたいものです。

本書は前半3章をきっちり自戒し、如何に効率的に営業するかを考えるためのヒントと考えると7年経っても決して色あせていないと思います。そのくらい日本の営業は非科学的な領域です。それを他者の視点から指摘されただけでも勇気が持てました。

がんばれ、日本のセールスマン!

やっぱり変だよ日本の営業 (日経ビジネス人文庫)
宋 文洲
日本経済新聞出版社
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おすすめ度の平均: 3.0

3 「モノさえ良ければ」ではダメ


ちなみに新刊「社員のモチベーションは上げるな!(幻冬舎 刊)」はこちら

社員のモチベーションは上げるな!
宋 文洲
幻冬舎
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おすすめ度の平均: 4.5

4 あとがきが良い
5 いい意味で裏切られた!
4 ピリッと辛いがいいとこついてます

地方とクルマ社会と高齢化と

コミュニティバスが富士川越えに東名高速を利用とは考えたものですね。

私が住む富士市は静岡県の地方都市です。クルマ社会ですので、18歳以上と高齢者以外はほぼ免許を持っていると思って間違いないと思います。駅前の商店街はシャッターが降りた店が目立ち、夜のお店ばかり。郊外には大型のショッピングセンターや駐車場付き専門店が近接する地域が繁盛しています。

それでもこれまでは良かったのかも知れません。しかし、高齢化や障害で自分で運転できない方が増えて来たら、郊外型クルマ社会都市は崩壊ですよね。そう言う人のために四六時中運転手が必要になっちゃいますから。公共交通機関と言えばJR東海道線とローカル私鉄(岳南鉄道)、富士急バスくらい。お世辞にも便利とは言えません。

そこで新聞ニュースの話。昨年、富士市は隣町の富士川町と合併し新生・富士市となりました。富士川と言う比較的大きな川で隔てられた両地区をつなぐ今回の実証実験が成果を上げ、旧富士川町地域とのアクセスが少しでも便利になれば、市町村合併の効果も合ったと言うものです。そう遠くない将来訪れる高齢化社会に向け、何かしらの対策になればと期待しています。地方都市の問題は、脱クルマ社会、クルマがなくてもさほど不自由しない町作りにあると思います。

うちのおばあちゃん、80過ぎても現役ドライバーですよ。大きな荷台のある白いツーシーターの軽自動車ですが。

静岡新聞webより
コミュニティバスの東名活用
富士市が年内実証実験富士市は昨秋合併した旧富士川町地区と市街地を結ぶ新たなコミュニティバス路線として、市域を横断する東名高速道路の活用を計画している。合併でともに同市内になった富士川サービスエリア(SA)のスマートインター(IC)と富士ICを使うアイデアで、同一市内の短距離バスで高速道路を利用する例は全国的にもまれという。年内に実証実験を始め、ニーズを見極め本格運行の可否を判断する。

【映画】サマーウォーズ

おばあちゃん大好き、そして偉大。

サマーウォーズ(ってネタじゃん!)
時をかけない少年(ポスター02)
マトリックス+電脳コイル+青春ドラマって感じのアニメ映画。でも嫌いじゃ無い甘さが良かったです。仮想空間OZというセカンドライフ的世界が現実の警察やら軍事のアカウントと繋がっていて、そのOZにウィルス(AI)が侵入して現実世界が大変なことになって行くのを、家族の力=愛と根性で乗り越えるって話です(若干のネタバレありです)。

実は疲れとかクスリの影響とかで最初寝ちゃいました。起きたら夏希先輩の家で婚約者の振りをさせられてるところでした。アニメだし、映画だし、何でもありなんですが、旧家の集まりって何となくわかる(うちは名家でも何でもないけど)。

おばあちゃんの誕生日に家族全員が集まると言うところから話はスタートするのですが、迫力満点のおばあちゃんが大好きです。そんなおばあちゃんも・・・、健二君と最後に話をするときの優しい雰囲気が私的には映画のクライマックスでした。

上田合戦の講釈をする分家のおじさんが新潟からイカ釣り船を持ち込んだり(門を破壊して!)、電気屋の親戚がスパコン持ち込んで空冷に氷を使ったり、自衛隊のミリ波レダーを回線に使ったり、後半の決戦部分はネタ的な様相を見せて行く訳ですが、あとは実際に映画を見て判断してください。

そしてメールやwebサイト、twitter、Dropboxなどネットサービスに依存しきっている今の生活でそれがストップしたらと思うとぞっとします。そう言う意味では意図したかどうかはともかく、「高度情報化社会」への警告でもあるように思えます。

ともあれ、家族って良いな、そんな優しい気持ちになれるはずです。

シネマトゥデイより
天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、あこがれの先輩・夏希に頼まれ、長野にある彼女の田舎へ。そこで二人を待っていたのは、大勢の夏希の親せきたちだった。しかも、健二は夏希から「婚約者のふりをして」と頼まれ、親せきの面々に圧倒されながらも大役を務めることに……。

スタッフ
 監督: 細田守
 脚本: 奥寺佐渡子
 キャラクターデザイン: 貞本義行
 作画監督: 青山浩行
 アクション作画監督: 西田達三
 美術監督: 武重洋二
 音楽: 松本晃彦
キャスト(声の出演)
 神木隆之介
 桜庭ななみ
 谷村美月
 仲里依紗
 富司純子
 他

サマーウォーズ@映画生活
「サマーウォーズ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>@ウーマンエキサイト

サンフラワーフィールド

誰のために咲いたの それはあなたのためよ
あなただけの花になりたい そんなひまわりの花

静岡新聞web版のニュースで知ったひまわり畑に行って来ました。今日は久しぶりに青空も顔をのぞかせる陽気に誘われてしまいました。2万本のひまわり、想像するに映画ビッグ・フィッシュのような一面の黄色い世界。実際には100メートル四方くらいのものですが。

ひまわり
ひまわり
ひまわり
ひまわり
ひまわり畑
ひまわり畑

ちょっと迷ったので場所はこの辺です。

より大きな地図で ひまわり畑 を表示

【ニュースソース】 静岡新聞webサイト
沼津市浮島地区の環境保全推進会(三橋幸利会長)が、耕作ができない同市平沼の荒れ地で育てていたヒマワリ約2万本が開花し、見ごろを迎えている。周辺には耕作放棄地が増え、かつての田園風景は失われつつある。会員は「地域の環境保全を考える“シンボル”にしたい」と整備の理由を語った。

静岡はいまだ梅雨明けを迎えないまま8月を迎えようとしています。今週も来週もスッキリしない天気が続くようです。そんななか夏らしいニュースってなんだかうれしいですよね。また、甲子園の静岡県代表に常葉橘高校に決まりました。姉の母校、昨年の代表校・常葉菊川の姉妹校です。残念ながら我が母校は初戦敗退。古豪と呼ばれる(一応)強豪校ですが、もう6年も甲子園に行っていないのか・・・。ちなみ私の在学中も甲子園には行けませんでした。

そんなこんなで7月も終わり。高島易によれば6月7月はどん底だったらしいし、明日からの8月が良い月になりますように。

どうでもいいんだけど、らいよんちゃん

大阪のテレビ局・毎日放送のキャラクターなんですが。

昨年までやっていた「オーサカキング」という、東京で言うところの「お台場合衆国」の大阪版をメインにその他番宣で活躍中のキャラクター、らいよんちゃん。今でも気分が落ち込む時にはDVDを見ています。

らいよんチャン
毎日放送のマスコットキャラクター『らいよんチャン』登場!
ソフトパンチなたてがみと、「4」のしっぽがとってもチャームな歌って踊れる百獣の王『らいよんチャン』
らいよんちゃんfrom毎日放送HP

と、そのDVDがな〜い。1と2があるんだけど、1の方がケースのみで行方不明。もう数ヶ月探しているのに見つからないのです。とは言え、今日日は
ほとんどのものが通販で手に入るご時世、やはり毎日放送が直販しています。もちろんDVDもあるし、なんと公式本が出ていたとは。

近々大阪へ行くので、その時に買ってこようと思います。

川村カオリさんに捧ぐ

神様がおりてくる夜はやってきたのだろうか。

歌手で乳がんをカミングアウトされていた川村カオリさんが亡くなりました。先日がんの再発を公表したばかりでした。享年38歳とはあまりに早すぎる別れのときです。

川村カオリさんを知ったのは中学生の時だったか、当時ラジオの深夜放送(オールナイトニッポン)が仲間内でブームで、2部のパーソナリティーをやっていたのがきっかけでした。確か当時ゴブバチョフ氏だかエリツィン氏に手紙を書く企画とかやってた気がします。

ベスト盤ですがCDも持っています。翼をください(シングル)も探せばあるはずです。「ZOO」がドラマでカバーされて有名ですが、「saturday night」とか今でも名曲だと思います。

若いだけに病気の進行も早かったのかもしれません。お冥福をお祈りいたします。

川村カオリさんのディスコグラフィー(amazon)

【ダウナー注意】社会復帰にむけて

なんというか、診療クリニックってよう分からん。

ご存知の通り、わたくし鬱で休職中の身でございます(正確に言うと欠勤中で、来月から休職辞令がでる)。何をしているかと言いますと、休養。たいしたご飯が作れないので、調理以外の家事全般、Wii Fitでトレーニング、ドラクエ9、ペットの世話、そして溜め込んでいた未読書の読破。あと、まだ公にできない下準備。これでお金の心配がなければハッピーライフです。幸い共働きで妻も働いているので、それでも何とかなっています。

さて、社会復帰に向けて何をすれば良いのか。悩みを整理してみる。
 1)現在の会社に復帰するとして、同じ環境に戻って病気は再発しないのか。会社の将来性は?
 2)転職するとして、このご時世に就職先が見つかるのか。そもそもこの業界でいいの?
 3)フリーランスとして独立するとして、その才覚や適性があるのか。
それぞれのパターンを心の中やマインドマップで整理しているところです。

1)は正直言って自信がない、が、一番堅実なコース。ダメならもうそれで仕方がない。2)は非常に非現実的なパターン。求人誌や求職サイトを見ても絶望的な求人量と年齢制限の壁(違法性はともかく現実)。3)は自分次第だけど意外に気が小さい自分としては踏み出す勇気があるのかが問題。ということで、どれも一長一短なわけです。

診療クリニックでは主に「精神状態の安定」と「睡眠障害の改善」を目的とした治療(?)がなされ、というか現状の確認→クスリの調整という私のココロには全くノータッチな訳で、カウンセリングを受けられるところを探そうかとも検討中。ちなみに「さらに一ヶ月の休養を要する」という診断書が必要なため、そういった医療機関にかかる医療費もそれなりに必要、クスリも増えたし。+カウンセリングとなると…、正直経済的に厳しいかも(7月の給料、手取り7万円弱)。

今の状況はこれまで無理に無理を重ねて来たツケ。これからまだ30年ちょっと働くわけなのだから、ゆっりと腰を据えて今後を考えて行きます。

富士市の花火大会

今日は富士まつり花火大会。

打ち上げ場所がメイン見物場(ロゼシアターの駐車場)と近く、臨場感があります。また、比較的人が少ないので、ゆったりと見ることができます。ビーチ用のチェアを持ち込む人、寝ながら見る人も。もちろんカメラを三脚にセットして撮影もOK。

約4,000発と規模はあまり大きくありませんが、近場で気楽に楽しめる花火大会です。あいにくほぼ無風で煙が流れず、何と言うか残念な部分もありましたが、それも富士市の花火大会らしいと言うことで。

富士まつり花火大会

富士まつり花火大会

富士まつり花火大会