ビジネスのために新聞を読む人におススメな実践的読書術です。
今まで何と漫然と新聞を読んでいたのだろうかと反省。「(経済)新聞を読む」と言うことに意識的になりました。ビジネスニュースを読んで「記事を知っている」だけではダメなんだと教えてくれます。まずは章立てから。
第1章 できる社長の5つの教え
第2章 日経新聞を「絵」にしたら、見えてきた!
第3章 「ヒト×モノ×カネ視点」でビジネスを整理する
第4章 「ビジュアル思考力」とは何か?
第5章 ビジュアルで理解(Fact)する?リーディングレベル1
第6章 ビジュアルで会話(Opinion)する?リーディングレベル2
第7章 ビジュアルで発想(Idea)する?リーディングレベル3
第8章 「記事トレ!」でビジネス頭を鍛える
特に読んで欲しい人として、下記の方々が列挙されています。
・ロジカルシンキングが苦手な人
・20代後半のビジネスパーソン
・社会人ビギナー
・R25の読者
・日経新聞を「読んでいない」若い人(もちろん、日経新聞を読んでいる人も)
・会社の人事部、教育研修部で若手の人材育成を考えている人
・新入社員に日経新聞を読む習慣をつけさせようと企む人
・後輩にプレゼントする本で悩んでいる人
本書では著者の営業職時代の経験をもとにデキる社長からの教えから、「いかにして時間の取れないエグゼクティブと商談をするか=一目で分かるように伝えるか」をゴールに、その武器としての思考法とまとめ方が紹介されています。
記事に書かれていることはただの事実です。その事実から自分の考え=ビジネスモデルを導きだす。さらにそれを応用した新しいビジネスモデルを考案する。そこまで行ってビジネスニュースが活用できてるというわけです。そのためのメソッドがまた秀逸で、レベル1〜2は誰でも訓練すれば可能なものです。レベル3はセンスが要るかもしれませんが。(だから対象者が上記なのか!)
そう言う訳で、上記対象年代以外でも、営業職の方(特に提案営業)、企画職の方には一読の価値があると思います。
日本経済新聞出版社
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