社会に対してweb屋ができることって何だろう。
10/31に行われた第25回WebSig会議「エコだけじゃない!『ネットを使って社会をよくする』新潮流とWeb屋の関係」に参加してきました。企業活動とNPO/NGOとの活動の垣根が低くなっていく中(ホント?)、我々web屋にできる社会貢献って何だろうと考えてきました。
第一部はNPO法人の方々からのプレゼン。
サービスグラント・岡本さんのプレゼン。ボランティアとしてNPOの活動をwebサイトの整備という形で支援することと、その方法論をご説明いただきました。チーム作業でキックオフからリリースまで約6ヶ月。「本業に支障の出ない範囲」で「こだわりすぎない(運営はNPOが行うため)」こと、「オトナのための社会見学(NPOを応援すると同時に内部も学ぶ機会に)」という心得なんかをご説明頂きました。
4good・塚田さんのプレゼンでは、ご自身の経歴と4goodの今後(オープン化やコミュニケーション中心という方向性、収益化など)についてご説明いただきました。また、第2の創業期として陣容の再編についてもチラッとお話が。社会起業家的な活動って聞こえは良いのですけど、収益性とか難しいですよね。
ネットスクエアード東京・市川さんからは世界的に盛り上がりを見せている活動についてのプレゼン。
文化的背景とかもろもろありますが、日本の偏った(?)盛り上がり方なんてことも懇親会では話が出ました。寄付とかボランティアとか一般化しているとは言い難い一方で、赤い羽根共同募金なんかはかなりの寄付を集められる現実があったり。
で、休憩を挟んで第2部。恒例になった感のあるワールドカフェ形式でのディスカッション。
私の回ったテーブルでは主に格差問題、とりわけ東京と東京以外という地域格差やデジタルデバイド、世代間デバイドについてのディスカッションが盛り上がりました。
懇親会は近くの居酒屋で。名刺交換をしつつ会議の場では聞きにくいようなこと(お金のこととか)を聞いてしまうのは私の悪い癖です。
結局のところ「コレだ!」っていう答えのある問題ではないし、何かしらの方向性が出た訳ではないのです。それでも多くの方の様々な問題意識を聞き、それに対してweb屋として何ができるのか考え続けることに意味があるんじゃないかと思います。
差し当たってはサービスグラントに登録してみようかなぁなんて思ったり思わなかったり。あとは地元である富士市のデータファームさんが運営している「富士ライブ」に協力するとか。できるところから始めて行きましょうか。
自分メモ:第25回WebSig会議「エコだけじゃない!『ネットを使って社会をよくする』新潮流とWeb屋の関係」(PDF:147KB)