僕らは、戦争を知らない世代の、その次の世代。
今年も8月15日がやって来ました。日本人にとっては忘れられない、忘れてはいけない過去を振り返る日です。まだ植民地とかがまかり通っていた時代、列強の一角を占めていた(と思っていた)日本はアジアの国々を戦禍に陥れた。どんな大義名分があったのか、時代の空気があったのかは教科書でしか知らない。でも、アジアの人も日本人も多くの人が犠牲になったのは事実。その元凶はまぎれも無く日本。
その過ちを繰り返さないために、8月15日はやってくると思っている。人類の歴史は戦争の歴史と言われる。幸いなことに日本はあの敗戦以降64年間、直接的には戦争を行ってはいない。それが65年、70年、100年と続くことを祈りたい。
私は幼少の頃、原爆の写真展に行ったことを今でも鮮明に覚えている。焼けただれた人の死体。人体が消失し影だけが焼き付いた階段。写真が脳裏に焼き付いて離れなかった。その夜は怖くて眠れなかった。今から四半世紀くらい前のことだけど、未だに忘れることができない。そして今、その戦禍を知る方々の高齢化が進む中、その声を後世に語り継いで行かなければいけない。戦争を他人事にしないために。
今年4月、オバマ米大統領は「核のない世界」へ向けた歴史的な演説を行った。最大の核保有国であるアメリカが、本当に核の廃絶に乗り出せるのか。冷戦下の核の均衡と言う時代から、事実上の核拡散(北朝鮮とか)の時代になり、やがて核を使った自爆テロなんてことも想定される。それでもあるから使いたくなるし、ない方は欲しくなる。現実的にはどれほど難しくても、なんとか核のない世界がいつか実現できることを願うばかりです。
難しいことがいっぱいあることは分かっているけど、家族を大切にするように、友達や恋人を大切にするように、隣人を大切にし隣国を大切にし、いつか国境とか民族とか肌の色とかそう言う全部を乗り越えられる日が来ることを信じています。
もし敬愛するJohnが生きていたならば、彼は今の世にどんな歌を歌うのだろうか。
WAR IS OVER! if you want it…. Yes,I want,John&Yoko
追伸:
今日と言う日にTV地上波で「硫黄島からの手紙」を放送したのに、あの終わり方はないと思う。あれでバツっと切ったら意味わからんでしょ。なんかスゲー残念。