気持ちにハリがないのは事実
現職ではweb制作会社の営業をしている私ですが、元々は制作の人でした。キャリアアップとして、実制作からディレクションへと向かうはずが…営業です。(実際、営業職を経験して、営業さんはスゴイと思います。)
ディレクションと言うと幅が広いが、企画・立案から制作全般の工期や品質をコントロールするのがお仕事。が、企画・立案が抜け落ちて、販売全般と結びついたのが現職です。と言うか、企画・立案もしないとダメなんですか、それ以上に「受注を取る」事に重きが置かれています。
ここまでは自分の中で何とか折り合いを付けてきた。会社の全体的な状態とか人員配置とか、そう言うことが分からない歳でもない。組織に居ればやりたないこともやるのはあたりまえ。しかしながら、今起きつつあることは、ディレクションがフェードアウトして完全に営業になろうとしていること、これは受け入れられる一線を超えている。
現状、会社でデスクワークをしていると怒られる。もちろん営業活動として、お客様のところのお伺いすることが大事なのは理解できる。しかし、そこでお客様に提案するものを誰が考え、企画書に落とし込むんだろうか。上の人は部下に依頼することができる、それで成果も上がり大きな活躍もしているのでOKでしょう。しかし、下っ端の私にはそういうサポートをしてくれる人は居ないわけで、結果としてはサービス残業、自宅残業になる。
営業成績が上がらないとき言われる「ディレクションに逃げる」発言も謎だ。それが本職のはずなのに。そもそもディレクションって「逃げる」と言われる業務なのか。つまりは、この会社では現場制作から先のキャリアアップがないってことなのか。
そんなこともあって、最近は主に東京方面で活躍されている同業者の方々となるべく接点を持つようにしている。外の世界が知りたいから。それはまあ、会社がこんな感じのなか自分の立ち位置に迷っているし、将来、それもそう遠くない将来に不安を感じているからでもある。「これで良いのか?」そういう気持ちを落ち着かせたいからかもしれない。
実際、東京と地方の差は感じる。技術レベルが大きく違うとは思わないのだけど、危機感とか探求心とか向上心とか、そういうこの仕事を続けていく上で大事なものが決定的に違う気がする。そして今のままで仕事の単価も受注量もあがり給料や待遇が上がって行くと信じている、東京の仕事に食い込んで行けると思っているのが不思議。(これは地方と地方の差も感じることではある、静岡は地方の中でもかなり”地方度”が高いと思う)
何と言うか、今の自分の状況、これからのことなど、最初は不満から始まっているのだけれど、それはどうしようもなく不安だということ。今の会社ではそういう思いを共有出来る人が居ない(少ない)ことへの焦りとか孤独感みたいなもの。まとまりがなくて申し訳ないのですが、自分の心の整理用に書き留めておきます。
しかし剣道時代のブログパーツにメッタ打ちにされそうな弱気な文章だ。