「安保法案 衆院特別委で可決」とのことですが、こんな決め方には反対です

政治の話はNGって言われるけど、今の安保法案にはやはり反対。

こういう法案の必要性もわかるし、変わりゆく世界のパワーバランスのなかで避けられないのはわかります。ただ、改憲まで含めたパッケージで考える(つまり最後は国民投票)くらい重大なことじゃないのかぁ、と。

憲法改正を望んでいるわけでないけど、その覚悟もないままに解釈改憲?でなし崩しにするにも限度というものがある。何か、遠い世界で政治の都合だけで進んでいるように感じます。

前の総選挙はアベノミクスへの信任投票的に行われたのに、いつの間にか安保法制とか話が違わない? 都合のいいときだけ選挙で決めた風にするのはズルじゃないの?

こういうことは、(改憲の)国民投票までのプロセスにおいて、日本のあり方を明確にしていかないとダメなんじゃないの?

参議院の違憲状態とか

参議院の定数違憲のアレ。
現在の定数は「選挙区選出議員が146人、比例代表議員が96人、合計242人」。

総務省の統計によると、日本の人口がH24.10時点で、
・総人口 127,515千人
・鳥取県の人口 582千人
とのこと。
(参議院の選挙区は県単位、人口が一番少ないのが鳥取県ね)

で、これを格差なしにするには、鳥取県の人口ごとに2人(任期6年で3年毎にひとりづつ改選)選出とすると、選挙区だけで438人の定数が必要な計算。ちなみにこの計算だと、鳥取県2に対し、東京都の定数は44ね。

もちろん上記は乱暴な計算なんだけど、定数をどうこうだけはで解決しないんだよね。もっと根本的に選挙制度を変えないと!

さわやか + ビール = 最強

この投稿はビール Advent Calendar 2013の5日目の記事です。

静岡といえば、さわやか。そう、あのハンバーグのさわやかです。ハンバーグにビール。もう最高じゃないですか!

2013-12-06 17.57.08

まずは何はなくてもビール。

2013-12-06 18.05.50

そしてげんこつハンバーグとビール。げんこつハンバーグは、中の肉がまだ赤いレアが美味しいのです(いや、店員さんがそう言っただけです)。ソースはもちろんオニオンソースです。そうでなければ、信者の方に申し開きできないじゃないですか!

2013-12-06 18.06.48

美味しくいただきました。

創業価格フェアばんざい!!

雇用特区構想について思うこと

雇用特区の問題は、自動車と歩行者の力関係に似ている気がします。

自動車と歩行者・自転車では、後者が弱者です。事故が起これば、責任は自動車側が負います。生身のほうが、怪我の程度が大きいからです。それがいつしか「引けるものなら引いてみろ」ぐらいな意識で、我が物顔で危険な歩行者・自転車を生んでいます。雇用する側とされる側にも、同じような意識構造があるんじゃないかな、と。

ところがね、鋼鉄製の頑丈なクルマ(企業)と思っていたら、いざ事故ってみるとハリボテみたいにぶっ壊れたなんてよくある話でして。雇う側だって、そんな無敵の強さじゃない。

必要なのは解雇云々だけじゃないと思います。今の「企業から出たらなかなか入れない」状況が問題です。それは求職者のキャリア支援(職業訓練など)ではなく、新卒一括採用など企業習慣の体制変化を促さなければならない。転職は昔ほど悪い印象はなくても、やっぱりキャリアアップと認められる機会は少ない。要は出入りしやすい雇用状況。それが資本主義経済というものです。

そもそもの話として、朝日新聞などが言う「解雇特区」という表現が悪意を含んでるよね。

【参考】企業を優先「解雇特区」 働く人への影響は
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130930-00000008-asahi-pol

静岡県富士山こどもの国 に行ってきた

 

Facebookに投稿したものを、ブログにも転載してみた。

被災地は復旧も復興も途半

「被災地の驚異的な復興に外国人が驚嘆」云々の話、いい話ですよね。ですが、日本人としてはその“続き”をちゃんと考えなければいけないと感じます。

確かに瓦礫は片付いたように見えます。しかし、瓦礫がなくなったのではなく、別の場所にまとめて山積みされています。そして、その焼却処理をめぐっては、「被災地だけでは処理できないほど膨大であること」「被災地域以外では処理の受け入れをめぐり地域を二分するような論争になっていること(※)」を忘れてはいけません。

受け入れにあたっては、住民の方々は様々な不安(とくに放射線と風評)を抱かれるでしょう。当然です。不安を取り除くために、行政はもっと説明に務めるべきです。同時に、ただ「怖い」ではなく、我々も冷静かつ論理的に考え、できる限りの協力が必要です。

震災直後、「がんばろう東北」「がんばろう日本」というコピーが流れました。昨年の漢字は「絆」でした。今の状況は?

「がんばれ東北(でも自分たちは…)」になっていませんか?「絆」の糸は一方は被災地の方々に、残りの一方は自分につながっているのですよね?

できなことを無理にやる必要はありません。ですが「何ができるか」をもう一度考え直す時期にあると思えてなりません。

※ 「地域を二分」と書きましたが、実際は7:3〜9:1くらいで否定派が大勢です

「政府の陰謀」論はもう卒業しませんか?

東日本大震災に関連して、福島県と宮城県(一部)で厚労省の調査が行われないことが、「放射線被害隠し」とかバズっているようです。

冷静に考えると、全国規模のレギュー調査(3年ごと)が今回は行われないということは、震災の非常事態が今も色濃く残る医療現場では「普通の対応」と思えるのです。

例えばです。「デスマーチ進行中で、もう3日も寝てない」とか、Web制作業界ではあまり珍しくもない状況だったとします。そのとき「今日はブログ更新の予定日だけど、特別にお休みにします」という判断は合理的ですよね。

つまり「やるべきこと」を確実に行うために、「やること」と「やらないこと」を仕分る。今回の調査もそういうことだと思うのです。

こういう事態の最大の原因は、間違いなくこれまでの政府の対応が悪かったからです。今も、それを真摯に受け止め、理解を得ようという姿勢が決定的に欠けていると断じざるを得ません。

しかしながら、もういい加減に一部メディアの「政府の陰謀」などと煽る風潮や、それを安易に拡散することから卒業する時期かと思います。もちろん是々非々で追求するべきものもありますので、個別の事象についての判断は難しいものです。

震災から10ヵ月を経て、長期戦となる復興・生活再建のために、私たち自身の「やるべきこと」「やること」「やらないこと」は何でしょうかね。

「巨人愛」って恥ずかしくないのかな

あぁ、やっぱり出たよ「巨人愛」。(←多分に報道が悪いとも思う)

日ハムには指名する権利があるし、菅野選手には拒否する権利がある。だから浪人するのは自由です。どの道を進むとしても頑張って欲しい。

ねぇ、親類の情とごちゃ混ぜにするのは、どうにも気持ち悪い。巨人が好きなのか、原監督が好きなのか…。これが一般企業だったら、重役のご子息がコネ入社してくるようなものでしょ?(もちろん菅野選手が才能あるプレイヤーなのは承知しています)

意地悪な言い方ですが、来年の成績いかんでは再来年(つまり入団した時)には監督が変わってる可能性だってあるのにね。そうなったときでも巨人に行くのかねぇ。

かつて盟主とか言ってた球団がこれだから、プロ野球はつまらなくなるのですよ。みんなが巨人ファンで、これを美談だと思ってるならば、ただの自惚れです。

テレビのTPP議論を見て感じること

TPPの議論を見ていて思うのは、賛成派も反対派も「現状維持バンザイ」を前提に考えているようだけど、大丈夫?ってこと。

今の日本の制度は、おもに戦後の復興期から高度成長期に作られたもので、「イケイケ」な時代を想定してるわけです。つまり経済は実感できるほどの成長が持続し、人口は増え続け、求人>求職で、頑張れば豊かになれると信じていた時代のもの。ついでに言えばインターネットもなく、グローバル経済なんて発想もなかった。

税制も国債も年金も国民皆保険も労働政策(年功序列システム)も農業政策(保護と減反など)も公共事業頼みの景気刺激策も、前提から覆ってるのに小手先の「改革」に終始して、根本の問題に触れようとしない。

さて、TPP。賛否はともかく(実際よくわからんし)、変われる/変えられる人や会社にとってはチャンスだろうし、変わりたくない/変われない人にはピンチなんだろう。でも進化論が正しいとすれば、生き残るのはどっちかは自明ですよね。

そこに利権や補助金に絡むロビイストとかいるからヤヤコシイ。でもさ、これだけ会社や商店が倒産/閉店していくご時世に、農業とか土建屋さんが、何故にこれほど過保護(個別の事業者云々ではなく、産業構造として)なのかは疑問だよね。

その辺、ちゃんと頼むよ…と思ってしまう今日この頃です。